一時帰国振り返り
Hola todos!
みなさんこんにちは。いきなり激しい運動をしすぎて身体の疲労が取れないミツです。笑
メキシコにカムバックしてから約2ヶ月半が経ちました。段々とメキシコでの感覚を取り戻しつつも一時帰国時の感覚も残っています。
今回の記事では、メキシコに戻った後だからこそ感じた一時帰国時の感想を執筆していこうと思います!
食事編
まず大きな違いは食生活です。食文化が全く違うので当たり前ですが。笑
一時帰国前に住んでいたメキシコシティでは、質の良い日本食レストランが充実しており、また日本食材店と日本食レストランに併設した職場で勤務していましたので、和食には全く困りませんでした。
値段も欧州諸国と比べ非常にリーズナブルなので、頻繁に食しても破綻することがありませんでした。
なので一時帰国をしてもそれほど恋しくもなかったし感動もありませんでした。帰国初日に食べた松屋でのキムカル丼くらいです。笑
しかし一時帰国を経て中小都市のケレタロに移住し、メキシコシティほどは日本食が充実しておらず、他都市と比べ豊富だとは思いますが車がないと行くのが不便な所に質の良い日本食レストランが集中しているので、よっぽど飢えてない限り日本食に触れる機会はありません。
そのおかげで苦手だったメキシコ料理に向き合う時間が増え、食わず嫌いがなくなりましたが。笑
ケレタロで生活してて思うのは、日本の食費は非常にリーズナブルだということです。
ケレタロに限らずメキシコでそれなりに衛星的で質の良い食事を摂るにはそれなりの投資が必要になります。しかし日本ではワンコイン以下でも十分衛生面が良好でお腹いっぱいになれます。
コンビニで売られている食べ物も、賛否両論ありますが健康によく配慮して作られておりまたレストランで食べても相違ないほど味のクオリティが高いと思います。
まとめると、日本の食生活はリーズナブルかつ心身共に満足できる条件が整っていると感じました。
生活編
一時帰国してまず感じたのは、情報量が多いということです。
初めて降り立ったのが東京ということもありましたが、嫌でも不必要な情報が入ってきて、物事の本質を見失わないようにするのがかなり難しいなと感じました。
言語面の問題もありますが、メキシコで生活していると自分にとって不必要な情報をシャットダウンするのは簡単なので、物事の本質を見抜き自分の心の声を聞けマイペースに生活することができていましたし、今でもできています。
またテレビを見ても、その場にいない人を批判したり生産性のない番組で溢れていると思いました。
ネガティブなことばかりになるのも嫌なので(笑)、ポジティブなことも言うとエンターテインメントコンテンツが非常に充実していると感じました。
東京での話になりますが、スペイン語交流会など自分のニーズをピンポイントで満たすイベントや居酒屋など特別自分から行動を映さなくとも誰かがそういった楽しめるイベントを主催してくれており、とても環境が恵まれていると思いました。
また僕も日本人なので、文化や言葉など深く共有している日本人の方々と話すと、とても深い話をすることができ非常に有意義な時間を過ごすことができました。
僕はそれなりにスペイン語を話せますが、母国語ではないのでメキシコ人と一緒にいてもどこかで心理的な壁を感じ、表面的な付き合いになることが多かったですし今でもそうです。
これは壁を作っている僕にも原因がありますが、やはりメキシコ人で気の合う人と日本人で気の合う人だったら後者といた方が断然気楽です。
日本では会いたい人が多すぎて時間やお金がいくらあっても足りなかったです。笑
反対にメキシコでは自分と向き合う時間を持てているので、本当に自分がやりたいことにフォーカスできているのはそれはそれで楽しく、幸福感を持てていますが。
以上が海外で生活している立場で振り返った一時帰国で思ったことです。
それではまた!
サッカーという存在
Hola todos!
会社のサッカー大会で実力を見せつけてスタープレイヤー認定されご機嫌のミツです。笑
今週土曜日から会社内イベントの一環として部署対抗サッカー大会が始まりました。
久々の運動ということで、全く走れずディフェンスをかなりサボってしまいチームも4−1で敗戦しましたが、随所で見せ場を作り自チームや相手チームからプレーを褒められました。
この試合をきっかけにサッカー熱が再燃し、来週からとあるサッカーチームでプレーすることを決意しました。
身体的に十分なコンディションを作ればより楽しくなると思い、明日からジムに登録し基礎体力を作り、現役時代、またはそれ以上の状態に持っていく予定です。
話は変わりますが、実は4月から約2ヶ月間progateでプログラミングを独学してました。言語はHTML、CSS、Javascriptです。
しかしサッカー南米選手権(コパアメリカ)が始まったことにより、プログラミングの勉強どころではなくなりました。笑
試合がちょうど仕事から帰宅した時間帯に行われるので、必然的にどちらかを捨てなければ行けなくなり、コパアメリカを選択しました。
これを機に「本当はプログラミングはやりたいことではないんじゃないか?」と自分の中で疑問が芽生え、そう思って気づいたら1分後にスマホでprogateの有料会員を退会していました。
それも当然です。プログラミングを始めたのもただマネタイズしなきゃという外的要因からであって、本当に心からやりたいことではなかったからです。
実際毎日地道に1時間ラップトップで独学していましたが、一度もワクワクしたことがありませんでした。
自分がプログラミングでお金を稼いでいるというイメージも全く湧くことがなく、ただ会ったこともない赤の他人のアドバイスに従っただけでした。
そんな中土曜日に会社内でのサッカー大会に出場し、久々に自分の中でワクワクという感情が芽生えました。
僕は小学2年生から大学4年生まで本格的にサッカーに取り組んでいて、サッカーは人生から切っても切り離せない存在であり、自分の人生の道しるべを作ってくれたものであると思ってます。
今の所サッカーに勝るワクワクを感じたことは、人生で1度もないほどサッカーを愛しています。
サッカーでマネタイズするということは正直考えられないですが(笑)、毎週サッカーチームで試合をこなし、そのための基礎体力作りのためにジムに通おうと思います。それも愛するサッカーを全力で楽しむためです。
ワクワクすることを毎日やることで日々に活力を見出し、本業の通訳業にも良い相乗効果を与えたいですし、日々の生活を全力でエンジョイすることで周りの人たちに良い影響を与えたらなと思っています。
プログラミングを2ヶ月続けたことに対しては1ミリの後悔もありません。プログラミングは僕の肌に合わないということがわかりましたし、自分がワクワクすることに気づける良い機会を与えてくれたからです。
それではまた!
メキシコでのバス旅
Hola todos!
皆さんこんにちは!
今回はメキシコで旅行をする際に避けては通れない都市間を長距離バスに関して執筆していこうと思います。
メキシコは日本のように鉄道が発達しておらず、都市間を移動する際は必然的にレンタカー、飛行機、そして長距離バスを使うことになります。
特に海外での運転に不安を抱えている方々はレンタカーという選択肢はないかと思いますので、オススメの長距離バス会社を紹介していきます!
Bajio方面ならPrimera Plus
Bajioと聞くと在住者ではない方々はあまりイメージが沸かないかもしれませんが、主にアグアスカリエンテス州、グアナファト州、ハリスコ州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、サカテカス州と言ったメキシコ中部の地域を指します。
下記の赤で塗られた地区です。
多くの日系自動車部品メーカーが工場を置く地域でもあり、ここ数年で日本人在住者が急激に増えている地域です。
観光という視点から見ると主グアナファト、グアダラハラ、ケレタロと言った都市がメインとなると思います。
どの州もメキシコシティよりPrimera Plus社のバスが直行で出ており、位置としても飛行機を使わずバスで事足りると思います。
さて前置きが長くなりましたが、Primera Plusを利用する主なメリットとしては、
✅直行であること
✅座席がソファのように柔らかく広い
✅足元が広い
✅軽食と水が支給される
✅トイレが男女別
特に席の柔らかさはピカイチで、自然に眠りにつけるレベルです。笑
SAで休憩を取らずノンストップで目的地まで行くので、寝ていたとしても起こされず快眠できます。
個人的にあまりメリットとして感じないですが、各座席にモニターが付いており、ドラマやアニメを鑑賞することができるので、長旅でも退屈せずにいられる環境は整っています。
初めて乗車した時はえらく感動し、モニターでドラゴンボールを見たことはあります。笑
チケットの予約は、primera plusのwebページかアプリをダウンロードをして行うことができ、当日メールで送られてきたEチケットのバーコードを見せれば乗車できます。
もちろん当日窓口で購入することもできます。
ただインターネットで買ったほうが安いです。
目的地によりますが、基本的にはシーズン以外は席がすぐに埋まるということはあまりないので、余裕を持ちたい方は窓口で購入という選択肢もありです。
注意点としては、購入したら一切返金はされないので、日にちと時間、目的地はしっかりと確認しましょう。
これからメキシコに行かれる方に少しでも有益な情報を提供できていれば嬉しいです!
ケレタロでの2ヶ月振り返り
Hola todos!
みなさんこんにちは!更新が滞ってました汗
今年の4月14日よりメキシコ中部ケレタロに生活拠点を移し、日系自動車部品メーカー企業で通訳・翻訳として働いております。
まだこちらにきてから約2ヶ月ですが、自分の中では激動の期間だったと思います。
今回はこの期間での心境に関して執筆していこうと思います。
うつ気味だった1ヶ月目
企業から採用して頂いてから10日後、ケレタロの空港に強い覚悟を持って降り立ちました。
ケレタロに到着後翌日、早速初出勤し通訳デビューを果たしました。
会社には暖かく迎えてもらい、少しだけ緊張が和らぎました。
しかし環境面に目を移すと、車がないと不便、公共交通機関が未発達、職場の近くに工場しかなく閉鎖された雰囲気という現実も重なり、軽い不安障害に陥りました。
デビュー翌日から通訳の機会が増えていき、メキシコ人や日本人上司が話している内容についていけず何一つ訳せないという現実に直面しました。
そういった現実に失望しセマナサンタ(4連休)を迎え、プライベートにおいても不便な生活に慣れず、どんどん気分が落ち込んで行きました。
セマナサンタ明けの月曜日憂鬱ながら出勤しましたが、出勤後体調を崩し第一印象を決める大事な期間を棒に振りました。
精神的に参っていたこともあり、病み上がり後もベットから起き上がることができず丸々1週間仕事を休むことにしました。
この期間は何も喉を通らず不眠障害にも悩まされました。
何の気力のないまま最初の1ヶ月が終わりました。
1ヶ月後に直属の上司に渡された評価シートは、ほとんどの項目で最低評価でした。笑
まあ当然ですね。
復活を遂げた2ヶ月目
不甲斐ない1ヶ月を過ごしながらも、Twitterにおいての発信活動は辞めず積極的に行なっていました。笑
ネガティブながらも自分の正直な思いを発信していくうちに、直接お会いしたこともない多くの方々からリプライを頂き、とても励まされました。
その多くのメッセージは予想に反してとても温かいものばかりで、落ち込んでいる僕に薬となりました。
もしこの時家族や身近な友人に思いを吐露したら、自分の体たらくさを鋭く突っ込まれもっと落ち込んだと思います。笑
みなさんの勇気付けもあり徐々に調子を上げていき、今では毎日いかに通訳として成長できるかにコミットできるまでになっています。
SNSの力を強く感じました。
落ち込んでいる皆さんへのメッセージ
タイトルがおこがましいですが、辛い時期を乗り越えた僕から、僕と同じような境遇にいる方々へ少しでも助けとなるようにメッセージを送りたいと思います。
辛い思いをしている皆さんは、おそらくかなり真面目で責任感の強い方々と思われるので、何かうまくいかないことや失敗をするたびに全て自分で抱え込み、誰にも思いを明かせずにいると思います。
しかし、そういう時こそどんどん周りやSNSにて思いを吐露してください。
ネガティブなオーラを撒き散らしたくない、とか気にすると思いますが、あなたを見てくれ心配してくれる人は必ずいます。
また思いを吐露することで自分と正面から向き合うことができ、心の声に正直になれますよ。
身体の健康と同じくらい心の声は何にも代え難いです。
周りの評価やお金も大事ですが二の次です。
そしてもう一つお伝えしたいのは、心の声を聞きマイペースに少しずつ歩むことです。
周りから急かされ焦る気持ちもわかりますが、自分の心がNoと言ったらNoです。
下を向いてもいいです。時間がかかってもいいです。
しかし自分をないがしろにして周りに流され無理をすることだけは絶対にしないでください。
抽象的なメッセージになりましたが、少しでも辛い思いをしている方々の心に届けばいいなと思います。
メキシコシティでの生活(食生活・交通機関)
Hola todos!
メキシコ復帰も決まり、着々と渡航に向けて準備を進めています。
次の移住地はケレタロになりますが、前回のメキシコ滞在ではメキシコシティに1年間在住していたので、今回の記事ではそこでの経験を基にメキシコシティでの生活(食生活・交通機関)についての記事を執筆しようと思います!
・食生活
生活するうえで最も大事なファクターのうちの1つは食事であると思います。
僕の場合、メキシコ料理に必須のチリソースが苦手で、また味もそこまで好きになれず正直言ってメキシコ料理が苦手です。(笑)
しかし、メキシコシティはラテンアメリカ屈指の国際都市であり世界中の料理が集まっているので、食事に関して困ることはありませんでした。
中でも僕が頻繁に食べに行っていたのは、ウルグアイレストランの牛肉です。
レストランはDon Asadoといい、メキシコシティで数店舗展開しています。
牛肉といえばアルゼンチンと思い浮かべる人も多いですが、アルゼンチンの隣国ウルグアイも肉大国で、とてもジューシーで良質な肉を平らげることができます。
他にも日本食レストランも数多く展開され、なんとあの「すき家」も進出しています。
日本で食べるよりも低価格で提供されており、味付けは多少メキシコ人に合わせていますが海外にいるということを考慮すれば問題ない味であると感じます。(特別おいしいというわけではないですがw)
日本人経営のラーメン屋Rokaiもおすすめのおすすめの店の一つです。
味はあっさり系で、魚介系スープです。
日本で今まで食べたラーメンを含めてもトップ3に入るほどの旨さでした。
日本食レストランの他にも韓国レストランや中華レストランも充実しており、アジアの味が恋しくなったらすぐに食べられるというメリットがあります。
自炊中心の生活を考えている考えている方々も、日本食材店もありますしまた最近では日本食コーナーというのも設けられているスーパーもあります。
メキシコには日系企業含め、福利厚生の中にVale de despensaという買い物券が含まれており、これは毎月給料日に合わせて給料の5%~10%の額が買い物用のカードにチャージされるシステムです。
用途や使える店は決まっており、主にスーパーや日用品の買い物をする際に使用できます。
・交通機関
メキシコシティはMetro、Metrobús(路面バス)、Camion(バス)といった公共交通機関を整えており、Metroに関しては現在12路線、Metrobúsは6路線をカバーし、自家用車を持っていなくても足には全く困りません。
Metroは、有人切符売り場で切符もしくはSuicaのようなチャージ式のカードを購入し、距離関係なく片道5ペソで乗ることができます。
チャージ式のカードは10ペソで購入し、どこの駅でも買えるというわけではなく現在Linea7とLinea12沿いの駅、またはMetrobúsの駅にある券売機でのみ取り扱っています。
また僕が在住時には知らなかったことですが、去年11月からDebit式のカードが適用され、アプリで支払いを管理でき、チャージは駅内だけではなくOXXOやセブンイレブン、またATMでもできるそうです。下記にリンクを載せます。
Presentan la nueva tarjeta de débito del Metro – El Pulso de Colima
Metrobús(路面バス)は、カードのみでしか乗車ができず、上記でお伝えしたようにLinea7とLinea12沿いの駅、またはMetrobúsの駅にある券売機でカードを購入しチャージします。カードはMetroとリンクしており、両方同じカードで乗車ができます。
Camionに関しては、僕はメキシコシティ内で乗車したことないですが、他都市で利用したときは大体片道6~8ペソで乗車できました。
3つの公共交通機関に共通して言えるのは、運転手の運転がものすごく荒く、止まるたびに急ブレーキがかかります。笑
治安に関しては、運賃の安さから中流以下の層の割合が高くまた各駅ごとに売り子が乗り込んでくるなどありますが、強盗に遭ったりという話は滞在中聞いたことないです。
(スリ被害は多いです)
メキシコシティの人口密度が高く手ごろな価格で乗れることから、特にMetroは時間帯関わらず常に満員であることが多いです。僕が一時帰国して東京の電車を利用したとき、かなりスペースに余裕があるな、と感じたくらいです。笑 車内や駅構内もはっきり言って汚いので、あまり快適とは言えないです。。
Metrobúsも同様によく混みますが、Metroよりも清潔で多少は快適です。運賃は片道6ペソで、Metroより1ペソ高いです。
公共交通機関以外でもメキシコシティではアメリカ発のUberと中国発のDiDiが対応しています。
UberとDiDiははアプリで近くの車を呼んで事前に行先の地図を送り、行先に到着した後カードで支払うシステムなので、ぼられる心配や道案内する煩わしさが無く便利です。
またタクシーに乗るよりも安く安全なので、断然こちらの利用をお勧めします。
しかし、車内で用意された睡眠薬の入った水を飲み被害に遭うといった話も聞いていたので油断は禁物です。
Uberは数年前から導入されていますが、DiDiは去年の中盤あたりからメキシコシティに上陸し、既にグアダラハラやモンテレイといった大都市ではいち早く導入されていました。
DiDiの方が少し安いです。
それでは第二弾は住環境や治安、おすすめスポットなどに焦点を当てて紹介しようと思います!
Hasta luego!
メキシコ就職活動(日本)
Hola todos!
しばらく更新が滞ってました。
全記事でもお伝えしたとおり、在メキシコシティの日系企業を1か月半という短さで早期退職し、退職後日本に帰国し現在地元の仙台に拠点を置いています。
今後の予定がないまま無計画で帰国しましたが、久しぶりの日本で色んなことを感じ、また自分の将来についてしっかりと向き合い再度メキシコで挑戦することに決め、日本から就職活動を始めました。
先日無事にMexico Cityから北に車で約2時間半の場所にあるQuerétaroという都市にある日系企業の方に念願のスペイン語通訳・翻訳職として採用されました。
実はメキシコで初めて就労するときや転職した時も通訳職を志望していたのですが、1回目はスペイン語力が明らかに基準に達していなかった、2回目は基準に達していたかもしれないが自信が持てず結局場所の方にプライオリティを置いてしまい希望とは全く別の職種に就いていました。笑
なのでやっと自分の希望の職種で勝負できるということでとてもやる気に満ち溢れています。
今回の記事では、日本にいながらメキシコの就職活動をした経験をシェアしようと思います!
1.転職エージェントの利用
1度目と2度目の就職活動と同様今回も例外なく転職エージェントを利用しました。
メキシコ復帰を決断してからすぐに、メキシコ現地採用に特化したエージェントQUICK GLOBAL MEXICO(メキシコの求人・転職・就職情報【QUICK GLOBAL MEXICO】)
に連絡し、最初の面談にて「通訳・翻訳職」一本で行くことを伝えました。
2013年の日系企業の進出ラッシュから変わらず通訳職は依然として需要が高く人材不足なポジションなので、山の数ほどの求人を紹介されました。
前職での企業とのミスマッチを経験し、求人選びには慎重になりました。
また治安というファクターも重要視し、近年治安が悪化しているGuanajuato州のIrapuatoやCelayaといった都市にある企業は、仕事内容に興味があってもお断りするスタンスを取りました。(近辺在住の方すいません)
そういったこともありなかなか希望の求人に出会えず良い進展も特にありませんでした。
しかしAguascalientesやSan Luis Potosiといったメキシコ北部の都市は、比較的治安が良く求人を出している企業も多く、また提示される給料も他の州より良い印象でした。
2. 商工会議所へ履歴書の登録
転職エージェントとのやり取りであまり進展がなく、遂にしびれを切らして別の方法で職を探すことにしました。
メキシコ日本商工会議所のHP(https://www.japon.org.mx/ja/buscar-trabajo_jp/bolsa-trabajo_jp.html)
より「求職・求人」をクリックし、「求職者登録」を選択すると履歴書を登録することができます。
またそこから日本語とスペイン語の履歴書フォーマットをダウンロードできます。
履歴書登録後、商工会議所より連絡がメールが来て、月2回(15日と30日)の掲載日に合わせ掲載されます。(15日に履歴書を登録した場合30日に掲載され、30日に登録した場合翌月15日に掲載されます)
登録時に入力した求職者のプロフィールが商工会議所の企業用ページに掲載され、そこで企業が求職者のプロフィールを見て商工会議所の履歴書の送付を依頼し、履歴書に書かれた情報を元に求職者と直接コンタクトを取ります。
したがって商工会議所は履歴書の掲載・情報開示にとどまります。
メリットとしては、企業と直接連絡が取れることで情報の歪曲がなく誤解が生じにくいところかな、と思います。
また仲介者がいないことで連絡がスムーズにいくというメリットもありますが、給与や福利厚生の交渉時に仲介者がいないことで限度が分からず企業と揉める可能性があるというデメリットもあります。笑
3.SNS
今回の転職活動で最も効果的だったのは、TwitterやFacebook、Instagramを駆使したことです。
1でなかなか上手くいかず、2の方法だけでは心もとなかったのでより範囲を広げるためにまずはTwitterにて就活している旨を発信しました。
現在🇲🇽復帰のため、日本🇯🇵から就活をしております。
— ミツ@スペイン語🇪🇸翻訳 (@tsurio1994) 2019年3月28日
スペイン語通訳・翻訳メインで探しています。
僕のプロフィールは以下です。
・メキシコシティにて1年就労(事務)
・スペイン語B2〜C1レベル
・日西翻訳家として活動中
もし通訳・翻訳を探してる会社知ってましたら、DMで連絡頂ければ幸いです🙏
正直フォロワー数も少ないのでそこまで期待していなかったのですが、たくさんの方々から連絡が来て、企業を紹介されたりすごく有益なアドバイスを頂きました。
中にはメキシコ以外の南米の国で働くオプションも提示され、多くの選択肢を持つことができ悪い流れを断ち切ることができました。
その中でTwitterにてDMを頂いた方にメキシコのケレタロにある日系企業で通訳を探しているという話を頂き、即返答し企業の担当者と連絡先を交換しました。
すぐに面接の機会を設けてもらい、面接の翌日に内定を頂きました。
職務内容やケレタロという都市の魅力、面接ややり取りを通して伝わった誠実さに惹かれ即内定を受理し、メキシコ復帰が確定しました。
SNSにて発信し続けて本当に良かったと心から思いました。
SNSにて連絡をくれた方々やアドバイスをくれた方々にこの場を借りて感謝いたします!
結果的にSNS経由での採用となりましたが、メキシコは現地就職のためのプラットフォームが他国より整っていると思います。
これからメキシコにて現地就職を考えている方々に参考になれば幸いです!
メキシコの良いところ
Hola todos!
皆さんこんにちは。
日本に帰国して数日が経ち、徐々に帰ってきた実感が沸いてきました。
メキシコを1年1ヶ月ぶりに離れてみて色々気づいたことがあるので、それを皆さんにシェアしようと思います。
気候
12月~3月は季節的には冬なので他の月と比べて冷え込みますが、日本ほどの大きな気温差はなく、冬でも日中は20度以上まで気温が上がります。
メキシコシティをはじめとしてメキシコの多くの地域には乾季と雨季があり、乾季は例年だと10月初旬~5月下旬が乾季、5月下旬~10月初旬が雨季となります。
乾季は文字通り極度に乾燥していて、風邪を引きやすい季節ですが毎日カラッと晴れてとても良い気分で過ごすことができます。(カンクンなど海岸沿いの町は別)
この季節は月に1度雨が降るか降らないかという割合で、外を出歩く時濡れる心配がほとんどありません。
雨季はほぼ毎日雨が降りますが、1、2時間スコールが降るだけというケースが多く、雨が降ってもジメジメした感じはせずむしろ汚い空気が浄化された気分になります。
一日を通して朝晩と昼間の気温差が大きいのが特徴なので、特に冬は服装に困ってしまいますが、日中は20度を下回ることは1年を通してないので外を出歩くには全く問題ないです。
夏も30度前後まで気温が上がりますが、湿度が低くとても快適に過ごせます。
生活するうえで気候は気分に影響を及ぼすものであるので、仕事で嫌な思いをしても気候の良さで気分が良くなることが多かったです。
褒め上手
メキシコでは、お互いの良いところにフォーカスして褒め合うという文化が根付いてるので、自己肯定感が低い人いうのはほとんどいません。
自分に絶大な自信を持っているので、他人を褒める心の余裕があり仕事でミスをしても責めるのではなく励ましてくれます。
スペイン語が上手く話せなくても根気強く聞いてくれて、勇気付けてくれるのでミスを恐れることなく話すことができます。
僕が精神的にかなり落ち込んで仕事を辞める時も心を落ち着かせようとゆっくりと話を聞いてくれて、辞める自分に対して励ましの言葉をかけたり心配してくれたりしました。
時たま自信過剰だなあ、と思うことがありましたが自分に自信を持っているので、「自分は自分、他人は他人」という個人主義的な考えが強いので今までそう生きてきた自分にはとてもいきやすかったです。
移住の容易さ
メキシコは、日本人にとって世界中の国々の中でかなり移住がしやすい国であると思います。
近年の日系企業進出ラッシュにともないスペイン語を話せる日本人の人材不足が深刻化しており、語学以外のスキルがなくても簡単に仕事を見つけられるのが現状です。
また多くの人材紹介会社がメキシコで拠点を持ち始めたので、日本にいるうちから求人情報を得ることができます。
スペイン語レベルがB2レベル(中上級)であれば就職ハードルは低く、就労ビザの発行もほぼ問題なく通ります。
メキシコは、スペイン語関連でキャリアを築きたいのであれば最初の一歩として最も適した環境であると思います。
日本本社からの駐在員としての仕事の求人も多いので、日本円で給料をもらいながらメキシコで贅沢な生活を送ることも可能です。
wifi & カード決済
メキシコに来て驚いたのが、至るところにフリーwifiが繋がっていて使っているスマホのキャリアによって登録するということがなくストレスフリーでインターネットを利用できることです。
メトロの駅でもwifiで繋げることができます。
今回日本に帰国して以前よりはwifiスポットが増えましたが、キャリアによって有料で登録しなければ利用できないというシーンが多く、未だ3大キャリア信仰が強いように感じられます。
また特にメキシコシティなどの都市部ではカード決済が進んでおり、よっぽどローカルな店に行かなければほぼカードだけで生活することができました。
現金が必要なシーンは日本と比べて圧倒的に少なかったです。
まだまだメキシコの良いところはたくさんあると思いますが、今回の記事ではここまでにしておきます。
Hasta luego!