企業通訳という仕事

Hola todos!

本日はメキシコ独立記念日ということで念願の祝日です。

メキシコでは日本と違って中々連休を取れないのでこの喜びを噛み締めてます。笑

 

今回の記事では僕の本職である企業通訳職についてザッと紹介していきます!

 

 

立ち位置

まずは企業通訳という立ち位置について。

職業柄、役職という概念がなく基本的には同じポジションで働いていくことになります。

つまり昇給や昇格というのがないので、仕事で良い通訳をしても給料や立場は変わらず、もし給料を上げたければ会社に個人的に交渉するか転職するしかありません。

また基本的には受け身で仕事をすることになるので、同僚や上司に必要とされる時に呼ばれ通訳をし、マイペースに仕事をするということはあまりありません。

自分の意見を入れてしまうと話し手の意図が伝わらないということが起きてしまい本末転倒になってしまうので、主張が強い人は苦しい思いすると思います。

 

大変さ

ありすぎて中々まとめるのが難しいですが(笑)、何とかコンパクトにまとめます。

 

ー自分の知らない分野の通訳

これは通訳業を始めてから引き続き苦戦しています。

例え両方の言語がネイティブレベルでも内容を母語でしっかり理解できていないと直訳で不自然な表現になり、後でボロが出て理解違いが生まれてしまいます。

 

ー不穏な空気になる

内容や言っていることが聞き取れず何度も聞き返し間違った訳を繰り返すと周りに気まずい空気が流れ益々通訳しづらくなります。

忍耐力がない人は通訳を無視して完璧ではない英語で伝えようとし、通訳に任せるくらいなら英語で伝えた方がまし、という戦力外通告をされた気持ちになります。苦笑

 

ー頭と心の消耗

通訳をするということは、人の何倍も話しますし頭を使うことになります。

短い会話や自分の知っているテーマであればさほどですが、込み入った話をしたり長い会議の通訳をした後は自分で何の言語で話しているかわからなくなるくらい疲労します。

また難しいテーマの通訳をしてつまづくと、かなりセンシティブになるので少し呆れられるような態度を取られると心が折れミスを恐れ負の連鎖が起きてしまいます。

 

良いところ

ここまでネガティブな内容になってしまいましたが、ここで通訳をやってて良かったと思う点を紹介します。

 

ー集中力がつく

誤解が生まれないよう正確に伝えるのが通訳の使命なので、普段の会話の3倍以上は集中しなければいけないので、単純に集中力がアップします。

 

ー伝える力が身に付く

不自然な表現を少しでもすると誤訳につながり間違った理解をされてしまう、ということが起こることは稀ではありません。

伝えることには人一倍デリケートになるので、通訳した後も相手の反応を見ながら本当に伝わっているかな、と慎重になります。

その結果普段の会話でもその感覚が役に立ちます。

 

ー知識を蓄積できる

難しい内容の通訳は心が折れますが、その分学べるチャンスは広がります。

自分が今まで触れてこなかった分野に関わることができ、将来的にそこで学んだことを活かしてその分野に転職できる、という選択肢も持つことができます。興味があればの話ですが。

 

ー言語スキルが爆速で上がる

人の何倍も話すことになるのでその分会話力が上がり、また正しい表現を使うことに必死になるので、単純に言語スキルが上がります。

普段の会話であれば「何となく」理解できれば良いというレベルで済みますが、通訳となるとそうは行きません。

そこで全神経を使って話を聞くことになり、必然的にリスニング力を上げざるを得ない状況になります。

ただしこれはある程度言語力のベースがあるというのが条件になると思います。

初心者レベルであればまずは普段の会話で難なく理解できるレベルまで持っていきましょう。

 

まだまだ思うところは山ほどありますが、今回はこの辺にしておきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

人生年表

Hola todos!

皆さんこんにちは!

 

最近自分の人生をふと振り返ることが多くなったので、本ブログにて僕の過去を大暴露していきます。

 

 

近所の女の子に初恋した幼少期(5-8才)

父親の会社の社宅に住んでいた幼少期、同じ団地に住んでいた同い年の女の子に恋をしました。

活発で気が強く、やんちゃな男の子にも挑んでいくアクティブ系女子でした。

小学2年生の2月、バレンタインデーにてその子からチョコをもらい人生初の転機が訪れるかと思われましたが、大人しく小さかった僕がその子の候補に入ることはありませんでした。。

 

サッカーを始めサッカーに終わった小学時代(8-12才)

小学2年時、双子の弟のサッカーの試合を観に行ったことがきっかけで地元のサッカースポーツ少年団に入団することを決意しました。

どハマりし、スポ少の練習や試合以外でも家の近くで自主練をしたりプレステのゲームでもサッカー関係のゲームしかしないというほどの徹底ぶりでした。

学校生活においては基本的にサッカーのことばかり考えて過ごしてましたが、いじめに加担してしまったり一時的に無視されたりし、他人の痛みをわかるようになり、その後の人格形成において大切なことを学びました。もしこの時代に痛い目を見なかったら、今の自分はないと思ってます。

 

とにかくモテたかった中学時代(12-15才)

小学時代とは違い、サッカー以外にも目を向け始めました。それは女の子です。笑

サッカー部に所属し勉強にも力を入れ始めましたが、それよりも女の子の視線が気になり何かと異性を意識した行動をするようになりました。

モテるためにはとにかく目立たなきゃだめだと思い、柄にもなく生徒会に立候補し入閣しました。

モテるための努力を欠かさず行い、ついに念願叶って中学3年次に初彼女ができました。

しかしそれは本当に彼女が好きだったからではなく、ただ単に彼女持ちというステータスを得たかったという思いが先行し、数ヶ月後には破局しました。

この破局を機に、外面を磨く前にまずは内面を磨き女の子ではなく自分のやりたいことにフォーカスすることを決意しました。

 

サッカーに明け暮れた高校時代(15-18才)

中学時代の行いを改め自分自身にフォーカスを当てようと決意し、サッカー部に入部しました。

進学校でしたが、練習はかなりハードで周りの意識も高く高校3年間をサッカーに捧げようと決心しました。

とにかく試合に出て活躍し、全国に出るということしか頭になく、学校生活では友達をあまり作らず全く目立たないよう過ごしました。

練習や試合以外でも朝早くにグラウンドに着いたり、夕方の練習後に居残り練習をしたりし、全てをサッカーに注ぎましたが、トップチームの試合に出れない日々が続き、燃え尽き症候群になり高校最後の大会前に退部してしまいました。

チームメイトや監督からの説得もあり、大会直前に復帰しましたが、戻ってきたら既に自分のポジションはなく最後の大会をベンチで見守ることになりました。正直後悔しかありませんでした。

もしあの時辞めなくても試合に出れない可能性はありましたが、あそこで踏ん張り何くそ根性で練習を続けていたら、最後の大会後の景色が違って見えたと思います。

この高校時代ではとにかく目の前のことに必死で、自分の感情を度外視し最終的に燃え尽き症候群になってしまったので、メンタルケアの大切さを学びました。

 

自分の感情のままに生きた大学時代前期(19-21才)

1年間の浪人時代を経て、念願の東京の大学に進学しました。

とにかく家族から解放されたくて上京したので、舞い上がりました。

某サークルに入部し、とても居心地が良かったのと寂しさを紛らわすために何度も飲み会に参加しました。

ダンス系でしたが、意外にもハマり練習に打ち込むようになり、大学の授業やバイトもロクにせずとにかく自分の心を満たすためにサークルの練習、飲み会に明け暮れました。

しかし大学2年の11月、ふと自分を見失っていることに気づき、サークルを辞めました。

辞めてから数ヶ月間は何も打ち込むものがなく、心が病んでいき大学常駐のカウンセラーに足を運ぶことになりました。

目の前の快楽や寂しさを紛らわすために自分にとって本当に大切なことが見えなくなり、これでは自分の人生が墜落してしまうと思っていた矢先、親友がヨーロッパを一人で周遊した話を聞きそれに感化され、海外に目を向けるようになりました。

 

海外にハマり、スペイン語に出会った大学時代後期(21-23才)

前記の親友に感化され、手始めに外国人が多く住むシェアハウスに入居しました。

しかし内向的で英語が話せなかった自分は疎外感を感じ、また他人と同じ部屋で寝ることに抵抗感を覚え1ヶ月で退去しました。

しかしこの経験から悔しい気持ちが湧いてきて英語を本格的に勉強しようと決意しました。

内向的な自分は大人数で会話することに抵抗があるので、オンラインでマンツーマンでのレッスンを毎日取り、日々海外への意識を強めていきました。

英語を勉強していく中で、英語を話せることは特別なことではなく世界という場に立つためのスタートラインに立つ手段に過ぎないということに気づき、もう一言語話せるようになりたいという思いから、スペインや中南米の多くの国々で話されているスペイン語の勉強を始めました。

この決断がその後の自分の人生に大きな影響を与えました。

スペイン語にどハマりし、毎日スペイン語漬けになりました。

そこで親友の話を思い出し、そうだ、実際にスペインに行けばいいじゃないか!と閃きました。

サッカーイングランドリーグのファンということもありイギリスにも行きたいとなり、人生初の海外旅行を一人で敢行しました。

バックパックを担いで約1ヶ月間一人でイギリス、スペイン、モロッコを周遊し、より海外への意識を高めまた低迷していたスペイン語熱も再燃しました。

この海外一人旅で自分の中の世界が一気に広がりました。

大学4年次に、スペイン旅行時に悔しい思いをしたことがきっかけでメキシコへの短期留学を決意しました。

就活もしましたが、それよりもスペイン語を高めたいという思いが強く、就活を適当に早く終わらせメキシコ留学を迎えました。

2016年8月にメキシコ第2の都市グアダラハラに足を踏み入れ、これがメキシコとの出会いになりました。

メキシコ留学でよりスペイン語への意識を高め、就活で内定をもらっていた企業に断りの電話を入れ、遂にスペイン語を使って現地で働こうという決断に至りました。ちなみに断りの電話を入れたのは入社2週間の前のことです。笑

それまでの時間は非常に勿体無かったと反省しています。。

 

激動の1年(23才) 

大学卒業前に企業の内定を蹴り、無職となりました。

親に頭を下げて5月から3ヶ月間、スペインへ短期留学に行かせてもらいました。

メキシコで就職するために必要な語学レベルまで短期間で引き上げるという目的があったので、一日をスペイン語に捧げられる環境を求め留学を決意しました。

留学期間中は朝授業に出て午後復習をし、週に何度か言語交換で知り合ったスペイン人たちと出かけると行った生活を送りました。

1日スペイン語漬けの生活を送った成果、留学前と比べ飛躍的に語学力が伸びました。

幸いなことに留学期間中にメキシコの企業の内定をもらい、留学後メキシコで就労するという目標を叶えました。

就労ビザの手続きの遅れで実際にメキシコに渡航するのは、留学から帰国した8月から5ヶ月後の12月になり、その間いつビザが降りるかわからない状態だったので身動きが取れず、毎日不安との闘いで非常にストレスフルでした。。

12月25日クリスマスの日に晴れてメキシコシティに到着しました。

 

順調な日々を送っていたものの鬱で帰国(24-25才)

無事にメキシコシティの企業に就職し、環境にも恵まれ残業はほぼなく自分のスキルを高めることに注力しました。

またツイッターでの情報発信を始め、SNS上で素晴らしい出会いに恵まれ毎日ワクワクしながら生活していました。

環境を変え新しいことに挑戦したいという衝動に刈られ、転職を決意しました。

しかし転職した先で苦悩の日々が始まり、毎日行きた屍のように過ごすようになりました。

ある日自分の中での糸が切れ気づいたら会社を勝手に早退し帰りのメトロに乗り、家にいました。

この当時の詳細は以前のブログにて執筆しました。

その次の日には上司に退職を告げ、特に考えず日本行きのチケットを購入し退職後1週間後に日本へ帰国しました。

帰国後は日本で働こうかメキシコに戻ろうか、はたまた他国に挑戦しようか考えを巡らせました。

精神的にボロボロになって帰ってきながらもSNS上で出会った素晴らしい仲間に対面し刺激を受け、またメキシコにやり残したことがある感覚があったので、メキシコへ戻る決断をしました。スペイン語への愛は消えておらず、それを存分に活かせるという意味で通訳職で転職活動を行いました。

日本には合計3ヶ月ほど滞在し、SNS上での縁で現在の通訳職で内定を頂き、すぐにメキシコへ飛びました。

日本滞在中、親のスネをかじり精神的に不安定でしたが、生きる希望は捨てなかった甲斐があって現在に至ります。

 

苦難がありながら毎日生きてる現在(25才)

メキシコに戻り新たな土地ケレタロで通訳職として働き始めました。

最初の2ヶ月は、通訳という仕事が思った以上にハードでまた精神的に不安定になり、頻繁に体調を崩していました。

しかし日々成長を実感できるようになってからは、苦難がありながらもそれを乗り越えられる自信がついてきました。

将来のことはあまり考えずとにかく1日1日をどう乗り越えるかにフォーカスを当てるようになり、高校時代サッカーに明け暮れた感覚をやっと取り戻しました。

今はとにかく毎日が刺激的で楽しいです。

 

 

長くなりましたが、以上が僕の人生年表です。

最後まで読んでくださりありがとうございます!! 

 

企業通訳の一日

Hola todos!

皆さんこんにちは!

 

しばらく更新が滞っておりました。

滞っている間にサッカーの試合で右足首を捻挫し行動がだいぶ制限されておりました。笑

 

今回の記事では健常時の僕の平日の一日の流れを紹介します!

 

 5:45-6:30

5:45に起床し、洗顔したり歯磨きした後6:05-6:15の10分間でスペイン語版のted talkyoutubeで視聴し、6:15-6:25にhoy hablamosというスペイン語学習者向けスペイン語ラジオを視聴しながらシャドウイングをします。

この20分間のスペイン語学習は毎日欠かさず行なっています。というのも朝一で部署内での会議があり、その出来によって一日の調子が決まるといっても過言ではないからです。

そのために起きた時からスペイン語脳にしておき、寝ぼけた状態で出勤し会議で地獄を味わわないようにしてます。

そして6:40の会社の通勤バスに乗るために6:30に家を出ます。

 

7:30-13:00

前述で言及した朝の会議は7:30から始まり大体7:50-8:00(通訳の出来and内容の難易度による)で終わります。

こちらの会議でスムーズに出来たらその後も比較的テンポよく通訳ができることがわかっています。

そして13:00まで部署内通訳、会議通訳または資料の翻訳をこなします。

 

13:00-14:00

40分(ほぼ守られていないw)の昼休憩で午前中に酷使した脳を休ませ、エネルギーをチャージします。昼食は会社の食堂内のご飯をいただきます。

 

14:00-17:00

昼休憩後再び通訳および翻訳をこなします。

直属の上司が日本語のみの会議に出席している時以外は基本的にほぼ休みなしで通訳を行い、また急に他の部署の会議の通訳を依頼されることもあります。

内容によりますが、他部署から急に依頼される会議ほど恐ろしいものはありませんw

 

17:00-18:00

17:00の終業時間後、日本本社との会議で呼ばれた時以外は基本的に残業することはほぼなく17:15の会社バスに乗って帰宅します。この帰宅時間に一日の自分の出来を振り返り一喜一憂してツイートをします。

 

18:00-19:00

バスを降りたらそのままスポーツジムに直行します。

週末含め通常は4回ジムにいき、2回は有酸素運動もう2回は無酸素運動と分けてトレーニングをします。疲れ果てた脳をクリアにするとともに毎週金曜日にある社会人サッカーの試合に向けて体を仕上げます。

 

19:00-19:45

ジムでのトレーニングが終わった後帰宅したらシャワーを浴び、その後洗濯物を洗濯屋さんに出しに行ったり夕食を作って食べたりします。

 

19:45-20:00

夕食後前日に立てた目標の達成状況と一日の反省点を明確にするために通訳ノートを書きます。その日に出た反省点を元に次の日の目標を立てます。

 

20:00-20:30

この時間はyoutubeを見たりSNSを見たりしてリラックスします。ここで一日の緊張を解きます。

 

20:30-21:00

スペイン語のドラマを観てリスニング力を鍛えます。

リラックスしながらも集中して鑑賞し、新しい言い回しも学びます。

 

21:10-21:30

ドラマ鑑賞後歯磨きをしたり少しリラックスしたら、kindleにて読書をします。

主にメンタルハックの本を読み心を整え、メンタルを安定させまた自分の中の軸をはっきりさせます。

 

21:30

読書後良い感じに眠気がきたところで就寝します。

就寝時にはアプリをセットし睡眠の質を測ります。

8時間睡眠を心がけ翌日ベストなコンディションで稼働できるようにします。

一日の中で最も大事な時間です。

 

以上が一日の流れになります。いかがでしたでしょうか?

地味だな、、、と思った方が多いと思いますが、僕はこのルーティン化した日々に満足しています。

また必要に応じて一日のルーティンを変えたりもしてます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます!

 

 

メキシコでの生活ハードル③

Hola todos!

皆さんこんにちは!

 

これまで2回続けて「治安」「人々」「生活コスト」という観点からメキシコでの生活ハードルを執筆してきました。

今回は最終回として(多分、、(笑))「仕事」という観点から語っていこうと思います。

 

仕事(レベル:4)

見つけやすさ

まずメキシコでの仕事の見つけやすさから書きます。

結論からいうと、簡単です。

もちろん持っているスキルや経験によって選択肢は変わります。

しかし、少なくともスペイン語が中上級レベルだったり日本でそれなりに社会人経験(特に自動車業界での技術職・営業職)を積んでいる方々たちであれば、そこまでこだわりがなければ比較的早く仕事が見つかります。

新卒の方々でも、それなりのスペイン語力があれば就職難になることは少ないでしょう。

完全ローカル企業であれば、大学で学んだことと仕事が一致しなければいけなかったり職務経験が重視され、より即戦力が求められるので、それなりに余裕のある生活をするにはハードルが上がりますが、日系企業であればどこも人材不足でスペイン語人材を求めているので、もしかしたら日本で正社員として就職するよりハードルは低いかもしれないです。

企業が倒産したりクビになったとしても、食いっぱぐれることはそこまで考えられないでしょう。

 

ビザ

企業から内定をもらったらすぐに働けるというわけに行かないのが海外です。

まずオフィシャルで働くためには就労ビザを取得しなければいけません。

流れとしては、

 

企業からの内定

⇨内定先からビザ申請のための書類提出を求められる⇨書類提出

⇨内定先が必要書類を移民局へ提出

⇨内定先が移民局から入国許可書(Permiso de internación)をもらう

⇨入国許可書に書かれた番号を元に大使館面接の予約

⇨大使館面接

⇨面接後OKが出たらパスポートにビザを貼り付けてもらう

⇨メキシコ入国後、移民局にて在留カード申請手続き(計3回)

 

僕の場合はいろんなアクシデントがあり、大使館にてビザをもらうまで計5ヶ月かかりましたが、通常は約2ヶ月でビザをもらい、メキシコ入国後1〜2ヶ月で在留カードがもらえるみたいです。

1から手続きするとなると、アクシデントを考慮して確かに時間と労力がかかりますが、取得難易度としてはかなり低いです。

ある先進国では、企業から内定をもらっても政府がビザの発給を認めず結局現地で働くことができない、といったケースがありますが、メキシコでそういったことが起こる可能性はかなり低いと考えて良いでしょう。

ちなみに僕がビザの申請をした際は、メキシコ大地震により移民局が機能停止し必要書類を紛失した、同時期に内定企業の代表者がパスポートを紛失しその手続きに時間がかかっていた、といったことが理由みたいです。笑

(ちなみに後者は手続きしているときは知らされず、てっきり100%移民局のせいで遅れているのだと思っていました。。)

しかしそういったハプニングが起こったとしても善良な国民であれば、内定をゲットすればほぼ就労できると考えて良いでしょう。

 

結論として、メキシコでのビザ取得ハードルは低いです。

 

今回の記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!

何かリクエストがございましたら、SNSやブログのコメント欄でお待ちしております!

メキシコでの生活ハードル②

Hola todos!

皆さんこんにちは!

 

前回の記事では「治安」、「人」という観点からメキシコでの生活ハードルを執筆しました。

今回の記事では、第2弾として「生活コスト」という観点から執筆していきます。

 

 

生活コスト(レベル:3)

生活コストといっても一括りにできないですが、例えば下記になります。

・家賃

・食費

・娯楽費

・生活必需品

家賃

まず家賃は、部屋タイプや地域によりけりですが、僕が今まで住んだメキシコシティとケレタロの例だと、

-一軒家orシェアハウスの一部屋(バスルーム別)を借りる場合: 2500〜4500pesos

-一軒家orシェアハウスの一部屋(プライベートバスルーム)を借りる場合: 3500〜5500pesos

-アパートの一室を借りる場合(家具なし): 6500pesos〜

-アパートの一室を借りる場合(家具あり): 7500pesos〜

 

あくまで僕が見てきた範囲の例ですが、日系企業でエントリーレベルの給料ですと一軒家orシェアハウスの一部屋を借りるのが一番ベストかなと思います。

僕は現在一軒家の一部屋(プライベートバスルーム付)を借りていて、一人暮らしをするためにアパートの一室を探していますが、今の給料では確実に生活が苦しくなるので止むを得ず一軒家に止まっております。。。

メキシコでは特に若い人の間ではシェアするのが一般的であり、完全一人暮らし用のワンルームを借りるのは日本と比べてハードルが高いように思います。

食費

食費に関しては、僕は自炊が中心なので節約できてますが仮に外食生活がメインでもそこまでコストはかからないです。

メキシコはローカルフードの文化が強く根付いており、どこにいってもタコスレストランがあります。

もしローカルフードメインで行くのであれば、一食100ペソ(約600円)以下でも十分お腹を満たせますし、食事のクオリティも高いです。

また昨今メキシコには日系企業進出ラッシュが続いており、その影響で日本食レストランや日本食材店も充実してきています。

ローカルフードと比べたら値は張ってしまいますが、そこまで日本食が恋しくならないくらいの頻度で食べに行くことはできます。

娯楽費

娯楽費に関しては人によってですが、例えば旅行が大好きな人であれば、以前の記事でも紹介した通り長距離バス網が充実しておりまたバスの環境もとても快適な割にお手頃価格なので、旅行は比較的しやすいと思います。

メキシコは見所のある都市が国中に点在しており、日帰りでもいける観光地が多いです。

また友人と飲みに行く場合、お酒の値段もお手頃でなのでそこまでお金を消費することなく楽しむことができます。日本と違い華金や飲み会という文化があまりないので、個人で好きな頻度で飲みに出かけられる自由度は高いです。

生活必需品

最後に生活必需品に関しては、正直そこまで物価の恩恵は感じられないです。

電化製品ですと、ほとんどが輸入品になるので日本で買うより値が張ってしまい、メキシコペソでしか給料をもらっていない立場からすると苦しいです。笑

家具もローカルの給与水準では考えられないくらい高いので、僕の場合家具付きの物件に住むしか選択肢はないです。

またスマートフォンも、オフィシャルのお店で買わないと保証が効きませんし窃盗品である可能性があるので、一時帰国時やメキシコ渡航前に日本で購入するのがベストです。

 

「仕事」という観点からも執筆しようと考えておりましたが、長くなってしまったので次回第3弾にて執筆していこうと思います。

 

最後まで見ていただきありがとうございます!!

メキシコでの生活ハードル①

Hola todos!

皆さんこんにちは!

 

短期留学時代も含めたらメキシコでの生活期間が約1年半となりました。

実際にメキシコに移民として生活して感じた生活ハードルに関して、執筆しようと思います。

内容が多くなりそうなので、第1弾と第2弾に分けて執筆します。

各項目1〜5でレベル分けし、数値が高いほどハードルが低い設定にします。

 

 

治安(レベル:2)

メキシコに接点がない世界中の大多数の人は、外を歩いただけで強盗にあったりマフィアの抗争に巻き込まれるといった治安イメージを持っているかと思われます。

それらのイメージは少し大げさですが、治安があまりよろしくないというのは残念ながら事実です。

凶悪都市というイメージがあるメキシコシティは、地区によってだいぶ差異がありますが全体で見れば安全な方です。

人が多い分何か悪事をしようとすると目につきますし、治安が悪いエリアというのは大体固定されててそういった地域に近づかなければいいだけの話なので、僕が1年間メキシコシティに住んで物騒だと感じたことはありません。

近年は多くの日系企業が進出して日本人居住区の構想計画もあるグアナファト州で犯罪率がグンと伸びており、ある日系企業では夜間外出禁止令が出ているほど治安が悪化しています。

僕が住むケレタロ州は年々悪化していると言われていますが、正直全く危険な雰囲気を感じません。笑

確かに夜出歩けないほど治安の悪い都市は点在していますが、近年日本人移住者が急増していますし生活が致命的なレベルではないので、レベル2としました。

 

人々(レベル:4)

国籍関わらず性格は十人十色というのはわかってます。

しかし絶対に「国民性」と「文化」というのは存在します。

メキシコ人は総じて穏やかな人が多く、全体的にゆる〜い雰囲気が漂っています。笑

また意外にも日本人の国民性と似ている点もあります。

例えば

・本音と建前

・Noと言わない

・目上の人への礼儀を大切にする

・ストレートに物事を言わない

といった共通点があります。

 

また他の欧州諸国やラテン諸国と比べアジア人への差別意識が薄く、むしろ好意的に見られることが多いです。

今までメキシコに住んできてアジア人という理由で嫌な思いをしたことはないですし、メキシコや他のラテン諸国を周った方々の話を聞いてもメキシコでは全然差別を受けずリスペクトを持って接してくれたという印象です。

メキシコではまだまだ外国人や多人種に対するリテラシーが低く、ジロジロ見られることも少なくなく、またとんでもない偏見を言われたこともありますが(笑)、特に悪意を感じたことはないです。

 

総合すると日本人にとってあまり難しい国民性ではないと思うので、レベル4としました。

 

第1弾はこの辺にしといて、次回は第2弾を執筆します!

給料大公開

Hola todos!

 

皆さんこんにちは!

 

タイトルのように、今回の記事では僕がメキシコ現地採用で毎月頂いている給料を公開し、生活費や娯楽費など具体的な内訳を示しながらメキシコでこれから現地採用で働くことに興味を持たれている方々向けに一例を示していこうと思います。

 

 

 

給料は毎月2回払い

メキシコで現地採用として働くと、基本的に給料の支払いは2週間に1度になります。

メキシコでは給料日のことをよくQuincenaと呼び、これはスペイン語で数字の15を表すQuinceから来ており、このことからもわかるように一般的に15日ごとに給料が支払われます。

これはいろんな説がありますが、メキシコ人は一般的に給料日になると有り金を一気に消費してしまうため、給料日を小分けにしないと破綻してしまうといったことがあるみたいです。笑

 

日系企業現地採用の給与相場

僕の給料を公開処刑する前に、まずは僕と同じ在メキシコ日系企業現地採用として働くと仮定した時の給与相場を見ていきましょう。

 

職種や働く場所、経験値にもよりますが、僕のように社会人経験が浅いエントリーレベルの給与相場は大体月20,000ペソ〜25,000ペソといったところでしょうか。

これは日本円換算すると114,000円〜142,600円(7月7日現在のレート)になります。

日本で生活するにはかなり厳しい額ですが、メキシコで生活する分には贅沢はできなくてもある程度貯金はできてそれなりに自己投資ができるラインだと言えます。

 

同じ職種で数年間働いた経験があるとグンと上がり、自分で条件の交渉ができるようになると思います。

ちなみにメキシコでよく求人票で募集されているポジションは、通訳職の他に自動車業界での技術職、営業(業界関係ない)です。こういった職務経験があると、メキシコでの転職活動にそこまで時間がかからないでしょう。

 

月給公開

さて、前置きが長くなりましたが、僕の現在の月給は25,000ペソです。

補足すると僕の現在の職種は通訳職で、日本での社会人経験はなく新卒でメキシコで働いてから1年弱で、過去の職務経験として通訳経験はなく、日系企業で事務職として1年間働いた結果上記の給料で今の職場に契約しました。

ですのでほぼエントリーレベルと考えることができます。

僕の場合上記の月給で毎月約4,000ペソ(約23,000円)貯金できるようにやりくりしています。

しかし僕は大学時代に借りた奨学金の返済などケースが他の方々と異なっており、また語学の勉強やスポーツジムなど自己投資は惜しみなくしているので、人によってはもっと貯金はできると思います。

 

しかし毎月の月給だけだと、一時帰国のことや僕の大好きな旅費用のことを考慮するとカバーしきれません。

多くの日系企業では、毎月の給料の他にAguinaldoというクリスマスボーナスやPTUと呼ばれる会社の業績によってもらえるボーナス、またFondo de ahorro(積立金)と呼ばれる、毎月給料から何%かを会社に預ける代わりに年末にその額を2倍にして返金するといった福利厚生が充実しています。

福利厚生に関しては、また別記事で詳しく説明していこうと思います。

 

上記ではあくまで独身であることを想定していますので、既婚者であったりお子さんがいらっしゃるケースだとまた事情が変わってきます。

あくまで一例として見ていただければ幸いです!

 

記事を最後まで見て頂きありがとうございます!!