現地採用(実情)

Hola!

新卒カードを捨てスペインに語学留学し、メキシコに就職したMiguelです。

今回はメキシコの日系企業で働くことに興味がある方、またその実情に興味がある方に向け記事を書こうと思います!

[目次]

1.需要

2.給料

3.スペイン語

 

1.需要

 

僕は今年11月を以て現職を退職し、メキシコ国内で転職活動を進めているのですが、そこで改めて強く感じるのは「企業での慢性的な人手不足」だということです。ぶっちゃけた話、僕かなりモテてます(笑)。いざ転職活動を始めようと思い人材紹介会社(※前記事参照)に履歴書を送った途端、嵐のように日系企業の求人が送られ、書類選考は今のところ100%通過しています。社会人経験も乏しくその業界での経験がゼロにも関わらずそのような状況です。実際の面接でも、通訳・翻訳業務であるにも関わらずスペイン語力テストもないまま内定をもらえるケースが非常に多く、本当に人材難なのだなあ、と感じています。完全に需要が供給をはるかに上回っているので、スペイン語話者や、(スペイン語を習得していない)海外就職に興味がある方は即就労ビザをもらえると確信できます。笑

難易度としては、日本での就職活動よりずっと低いと思います。

 

2.給料

 

メキシコでの平均月収は、2017年のデータで約10,200ペソ/月(61,060円)(※9月中旬現在のレート)と言われています。この国の貧富の差はものすごく開きがあるので一概には言えませんが、そのくらいの給料で庶民の生活を営むことが可能です。前記したとおり、日系企業はどうしても人がほしい状況であるので、給与設定もメキシコでの生活水準よりはるかに高く設定されており、バヒオと呼ばれる地方では最低25,000ペソ/月(150,000円)設定されており、メキシコ人の平均の3倍の給料は保障されています

これは、普通のメキシコ企業であれば部長クラス以上の給料と同等レベルです。日本の新卒よりはるかに豊かな生活ができます。メキシコシティでは事情がかなり違いますが、バヒオ地方であればどんなに経験がなくともこの給料はほぼ確実に支給されます。メキシコシティでの就職事情については後記事で語ります。

 

3.スペイン語

 

さて、海外で働く際につきものである語学力です。僕はスペイン語を2年間勉強し何とかB2(中上級)レベルまで引き上げた状態でメキシコに降り立ちましたが、現職ではスペイン語を使う割合より日本語を使う頻度が圧倒的に高いです(汗)。日系企業バブルであるメキシコでは、必ずしも高レベルのスペイン語力を求められず、それよりは社会人としてある程度スキルを持っているか、ということが重視されているように思います。もちろんある程度スペイン語使えた方が生活が楽だし、カルチャーショックも小さくて済みます。(僕がそうでした)スペイン語がある程度話せれば幅が広がりますし、地方での通訳・翻訳の仕事は本当に引く手数多であるので、僕のように社会人経験がなくてもメキシコやスペインで留学経験があり、しっかりと語学を学んだ経験があれば、メキシコで食いっぱぐれることは当分ないでしょう。笑

 

メキシコでの現地採用事情は、かなり需要が高いにもかかわらずあまり発信されていないので、ブルーオーシャンであると確信しています。そこで現役現地採用の僕が発信することにかなり意味があると思い記事にしました。これからも当分はメキシコで働くつもりなので、ここで感じたことや皆さんにとって有益となる情報を発信していこうと思います!!

 

それでは、Hasta luego!